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プレスリリース: リサーチフロント2004

Thomson Scientific Research Front Award 2004
〜トムソン:最先端研究領域において活躍する日本の研究者を表彰〜

米国ペンシルベニア州フィラデルフィア・英国ロンドン発
2004年9月27日

 

トムソンは、今後飛躍的な発展が期待されるリサーチフロント(先端研究)において、それらの研究に携わる世界をリードする研究者として同定された日本の研究者を表彰するために、11月2日、東京にて祝賀イベント (Thomson Scientific Research Front Award 2004) を主催することを発表しました。ISI(現トムソンサイエンティフィック)によって開発されたResearch Frontデータベースは、専門的または非常に注目を集めている研究領域の将来性の高い文献のセットで構成されます。13の研究領域から、合計16名の日本の研究者が同定されました。

選出された13の研究領域(リサーチフロント)と16名の研究者
(Thomson Scientific Research Front Award 2004 受賞者)
(それぞれの名前をクリックすると、研究領域についての詳細をご覧になれます。)

安達 文幸  氏( 東北大学 )

符号分割多重アクセスを用いる広帯域移動無線通信技術の研究開発

水野 美邦・服部 信孝 両氏(順天堂大学)

常染色体劣性若年性パーキンソン病の原因遺伝子の発見と機能解明

林 民生  氏(京都大学)

ロジウム触媒を用いた新しい触媒的不斉共役付加反応の開発

岡田 哲二  氏( 産業技術総合研究所 ) 

ヒトゲノム中最大の膜蛋白質ファミリーの基本構造の解明

本庶 佑・村松 正道 両氏(京都大学)

抗体の超変異及びクラススイッチの制御分子 AID の発見

岡本 正巳  氏( 豊田工業大学 )

バイオポリマー系ナノ複合材料における階層構造の制御と機能設計

堀田 善治  氏(九 州大学 )

巨大ひずみ加工による超微細組織高性能金属材料の創製

田矢 洋一 氏(国立がんセンター)

DNA 傷害で誘導される癌抑制蛋白質 p53 のリン酸化による活性化の発見と解明

山形氏の論文リスト
引用情報はこちら

山形 俊男  氏( 東京大学 )

世界各地に異常気象をもたらすインド洋の大気海洋相互作用現象の発見とその機構の解明

前野 悦輝  氏( 京都大学 )

スピン三重項超伝導の発見と物性解明

山本 雅之 ・伊東 健 両氏(筑波大学)

異物 代謝・酸素ストレス応答を制御する Nrf2-Keap1 系の発見

水野 猛  氏( 名古屋大学 )

高等 植物おけるリン酸リレー情報伝達とホルモン応答の分子基盤

寒川  賢治 氏(国立循環器病センター)

新規ホルモン“グレリン( Ghrelin)”の発見とその生理的意義の解明

 

リサーチフロント形成の最初のステップとして、累積被引用数をもとに 22 分野それぞれの上位 1% にあたる高被引用文献の抽出が行われました。次のステップとして、これらの高被引用文献がどのように相互に関連しているかを見出すために、共引用分析( 2 つの論文がひとつの文献に一緒に引用される頻度)が用いられました。

 

各リサートフロントにおいて高被引用文献として同定された文献のうち、著者アドレスとしてひとつでも日本の研究機関が含まれているものを抽出しました。 1998 〜 2003 年データにおける 5,269 フロントのうち、 854 ( 16 %)のフロントが日本の研究機関を著者アドレスとして含んでいました。各フロントにおいて、最も引用された著者が日本人であり、かつ最も引用された論文が日本の研究機関を著者アドレスとして含んでいた場合、これらの日本人著者がその研究領域において多大な貢献をしていると判断されました。

 

この Research Front 分析は、 Essential Science Indicatorsの 6 年間( 1998 〜 2003 年)のデータを用いて行われました。 ISI (現トムソンサイエンティフィック)により開発された Essential Science Indicators の Research Fronts データベースでは、書誌・引用情報をもとに、ある研究者の著作をほかの研究者の著作が引用するといった研究 の 相互の関連性を見出すことが可能です。 Research Fronts のグループは、共引用によって関連付けられた高被引用文献のセットで構成されています。

より詳細な方法論については、 http://www.thomsonscientific.jp/news/press/rf/rf.shtml をご覧ください。

 

トムソンサイエンティフィック、アジア パシフィック ヴァイス プレジデント&ジェネラルマネージャーであるアダム・クラインは「これらの卓越した日本の研究者の影響や業績に対する表彰を喜ばしく思います。日本では、長年にわたって優れた研究が行なわれてきました。これら研究者の皆様の貢献は、それぞれの分野や世界の科学コミュニティに長く影響を与えるであろう。」と述べています。